高山右近

tomokito2017-02-24

フィリピンで最初の朝は5時台に起きる。いや、もっと寝たいんだけど、朝ごはんが6時15分だから起きないとダメなんです。誰か、もっと寝ていいよって言って。

朝の7時過ぎからは、日本人学生20人くらいがボーイスカウトビルの前の公道で恋ダンスの練習。道行く人がチラ見してるけど、日本だったらもっと好奇な目で見られることでしょう。みんな一生懸命でかわいい。

午前はサンアウグスティン教会とかマニラ大聖堂とか。フィリピンのキリスト教徒なら死ぬまでに一度は来たいと言われるところ。キリスト教徒ではないけど、背筋がピンとのびる気がした。大聖堂の中で展示されていたのは、なんと高山右近の歴史。こんなマニラで展示に出会えるなんて。フィリピンで彼がこんな風に称えられ、その生き方が賞賛されている。信仰を超えたところにある強さが伝わってきて、日本人として誇らしかった。

高山右近に詳しいわけではない。でも、ちょうど今月の頭に大阪で高山右近列福式があり、信心深い友人が東北から日帰りで参加したと聞いていたから繋がった。これも何かの縁なんだろう。帰国したら、もう少しこの人について知りたい。

マニラからバスで2-3時間走って、アエタ民族の村へ。全力で子ども達と遊び、全力でおばあさんの話に耳を傾け、全力で五感を働かし心を震わせている。私もこんな風に全てが新鮮だったときがあった。そんな気持ちを思い出させてくれる今回の旅。

泊まった宿はとてもシンプル。お湯とお水の間くらいのぬるさのシャワーを浴びた。足が10箇所くらいダニにかまれた。