世界を造っていく

tomokito2017-02-25

午前中は戦争を振り返る。

スペインによるフィリピン統治は300年、アメリカ50年、日本3年。日本統治の間には、かの有名な「バターン死の行進」があり、多くのフィリピン人が亡くなった。慰霊碑で手を合わせていたら、フィリピン人達が「一緒に写真撮ろう!」とやって来て、みんなで楽しく集合写真。あぁ、こうやって世界は変わっていくし、造り上げていくものだ。ありがとう。

フィリピンの国旗は、青が平和、赤が戦争で流された血(愛国心)を表すのだけど、フィリピンで戦争が起きると、国旗の色は上下逆さまになるという。フィリピンに対するフィリピン人の無言のメッセージ。

昼ごはんの後、学生達と分かれて私は首都に戻る。別れ際、学生が「お手紙を書きました」とサザエさんの便せんに書かれた手紙を渡してくれた。泣けるやないの。首都へ戻るのは長距離バス。途上国でバスに乗るのが久しぶりで、それだけで訳もなく興奮した。首都に着いてからは流しのタクシーを捕まえて、いざ友人宅へ。

東京時代の同僚に会うのはもしかしたら10年ぶりくらいかもしれない。お互いハグして、お互いの人生を報告しあったりして。今日のお昼まで食べていたフィリピン料理とは違ってオシャレで洗練されてるスペイン料理をご馳走になり、こじゃれたハイストリートで日本並みのお値段のコーヒーとか。

フィリピンの格差を肌で感じてる。