産婆さん

tomokito2016-05-30

前職でお世話になったNGOがプロジェクト終了の報告会をするというので、タクシーで駆けつける。足の調子は未だすこぶる悪く、ギリギリまで行ける自信がなかったけど、行って良かった。

この2つのプロジェクトは、案件の計画段階から一緒に時間をかけて練り上げたもの。NGOの人が今も私のことをプロジェクトの産みの親とか産婆さんとか呼んでくれるんだけど、こんな形で最後に子どもの成長を見届けることが出来て感慨ひとしおだった。常に現地の人達の声に耳を傾け、彼らの思いや生活や文化に寄り添ってきたことが分かって、胸がいっぱいになった。

報告会の後は打ち上げ。いつも私の夫まで仲間に入れてくれる優しい人達の輪の中にあって、負傷中の私は10枚の座布団が積み上げられたところに座る。笑点じゃありません。えらいさんでもありません。足が痛んで地べたに座れないのです。

痛みをおしても来て良かった。分かち合うものがある喜び。