「坊ちゃん」を読んで

tomokito2016-02-22

今日から大学へ通って授業。

初っ端の授業は「坊ちゃん」を読んだ感想をコンセプトマップに落とし、日本の学生とアメリカの学生でディスカッションするというもの。アメリカの学生は宿題として「坊ちゃん」を読んで感じたことを作品として持ってくることになっていて、それが創造性豊かでとても面白かった。小説の1コマを漫画や絵にしてきた人や、主人公の心の内をお面にして表した人、この本が言わんとすることと近い他の小説を引用してきた人、段ボールで影絵を作ってきた人、英語で俳句を作ってきた人など、とにかく幅広い。そして1人1人の説明を聞くと、それを作った背景や意味が見えてきて一段と面白い。

この大学は学生数4000人の小さな大学だけど、先生1人あたりの生徒数が25人以内と決まっていて授業の進め方や課外活動もユニークなので、アイビーリーグからも視察が来るほど。日本のイメージについて学ぶこのクラスは、月曜1日と水曜午後、そして木曜1日の週2日半も授業があるかなり密度の濃いものらしい。授業の進め方も独特だったし、先生というより生徒が授業を作っていく感じが新鮮だった。日本人学生は呆気にとられていた。

夜は大学の先生宅に呼ばれて、アメリカのホームパーティーを体験。ホスピタリティが心にしみる。