夫はロマン好き

tomokito2015-07-20

エチオピアは日本の3倍の面積があるので、今回の旅の移動はほとんど飛行機なんだけど、今日はバハルダールからゴンダールまで車で移動。昨日同様、道行く人や村の生活の様子を見ているだけで旅感が満載。旅のハイライトは、何かを見る、何かをするという象徴的なものではなくて、こうした移動時に見られる生活の風景だと思う。

ゴンダールの町もエチオピア正教の歴史で溢れていた。今日はガイドに町を案内してもらったのだけど、ガイドがかなり信心深い。教会に入るときや中では門におでこを付けたり、土下座するように床におでこを付けて信仰心を表したり。その一方で、イスラム教徒とエチオピア正教の対立の歴史について語るときは、イスラム教を批判するようなコメントもあったりして、歴史の伝え方に一部偏りがあるような気も。ロマン好きな夫は、ゴンダール城で昔の人達の暮らしを想像してテンションがあがりまくりだった。

あと、昼ごはんを食べるのにオススメの場所に連れて行ってもらったら、ザ・観光客向けレストランで、地元の人がゼロ。値段も高い。きっとガイドがマージンをもらえるからなんだろうけど、現地の一般的な食堂の値段を知っている私達はメニューを見せてもらった後丁重にお断りして、自分達で探した地元の人で賑わうお店に変更。日本円に換算すると全然高くないのかもしれないけど、日本円換算ではなく現地の適正価格として考えたい。

夕方はカフェに行った。エチオピアはものすごくカフェ文化で、町の至るところにカフェがあって、特に男性が2人や3人で延々とコーヒーを飲んでいる。みんな働いてないんだろうか。そして男同士で手を繋いだり、イチャイチャしている率高し。夫はカプチーノを頼んだら、ココアが出てきた。なぬ?

晩ごはんは昼に行ったレストランでエチオピアダンスやエチオピア演歌を聞いたりしながら、夫婦でここちよく酔っぱらう。みんなが食べていた壺焼きのお肉みたいなものが美味しそうだったので、メニューのどれか分からないまま、料理を指さして注文したんだけど、400円くらい多めにぼられた気がする。400円だから大したことないとは言え腹が立つ。一筋縄でいかないところも旅らしいのだ、と前向きに捉えよう。