映画に重なる人生

tomokito2015-04-29

夏に行う余島女子会の下見を兼ねて後輩達とランチ。今日だけで7軒の候補を回って、全ての条件を満たすお店を発見。こういう作業をしていると、何気なく行われている結婚式二次会の幹事などの裏側には色んな労力と時間がかかっているんだと改めて感じる。実際幹事側になると、準備のために集まっているのか、みんなでワイワイ喋るために集まったついでに準備しているのか分からなくなるのだけど。

夜は映画「風に立つライオン」。さだまさしのこの歌を歌い始めたのは協力隊の訓練所時代だっただろうか。グアテマラカンボジアホンジュラスで、私が途上国で壁にぶちあたったときには大体この歌を聴いて原点に返ろうともがいた。途上国にいるときには「あちらこちらを廻り、その感動を君と分けたいと思ったことが沢山」あったし、「やはり来てよかった」「辛くないと言えば嘘になるけど幸せ」だと思ったし、「あなたや日本を捨てた訳ではなく、いまを生きることに思い上がりたくない」と思っていた。そして「よどみない命を生きたい」といつも思っていた。

映画のストーリー運びがうまく、現地の子ども達が本当にキラキラしていたことにじーんときた。映画運びがクサイという人もいるかもしれない。でも、私にはこの主人公が悩んだり憤ったりする1つ1つが自分があのとき立ち止まって悩んでいたその1つ1つに全て重なって思い出され、現地で出会った子ども達の顔が1人1人思い出され、1つ1つの仕事を終わって現地を離れるときの友達や仲間や同僚の顔が思い出され、泣いてしまった。彼が彼女に向けて送った手紙はまさに私が受け取った手紙だった。辛かったことと、そんな出来事があったからこそ今の私がいるということを思い出して、しみじみした。

今月は5回映画館に行った。いいペースだ。

https://www.youtube.com/watch?v=-NqDV5KzT24:MOVIE