植村直己さんを尊敬する

tomokito2015-01-25

今日は義弟の提案で植村直己冒険館へ。冒険家に強い憧れと尊敬の念を抱く私にとっては願ってもない行き先。2時間いてもいたりないくらい充実したところであった。彼を取り巻く様々なエピソードや言葉から、自然に対する畏敬の念を常に持ち、人としての優しさや穏やかさや謙虚さに溢れていたことが伝わってくる。世界最高峰の山々に単独登頂を重ねていたにも関わらず、自分はとても恐がりで高所恐怖症だとも。「冒険とは生きて帰ること」と言った植村直己さん。同じ人間として、彼を心から尊敬する。

私は大学時代〜社会人にかけて途上国をバックパッカーとしてほっつき歩き、幾度となく親を心配させた。最安値の宿に泊まるため、宿は常に現地調達だったし、現地では最安値の交通手段で移動し、知り合った人の家に行くこともあれば、旅で出会った人と一緒に行き先を変えることもあった。一旦海外に出たらどこで何しているかほとんど連絡しないような娘に向かって母親が言った一言。「あんたが男だったら、イカダでアマゾン下ってたやろうから、女で良かった。」いや、私が男でも植村さんのようなまっすぐな勇気は持ててないだろう。

昼は囲炉裏を囲んでのそば屋フルコース、自宅に帰ってからの晩ごはんはお土産の茹でガニ。なんたる贅沢、なんたる幸せ。人生は食べる幸せなくして成り立たないと思う。