ユバーバには会えなかったけど

tomokito2014-12-25

「夫婦の旅に一緒に来るんだったら同じ部屋でいいよね」と友達に一応尋ねたら「さすがにええわ」と断られた。私達、手つないで寝るだけなのに。

今日は朝ごはんから台湾っぽくいこう、ということで、台湾の典型的な朝ごはんだという豆漿(トウチャン)。豆乳スープに揚げ豆腐を混ぜたようなもの。まろやかなのにコクがあってこれがうまい。看板がうまく読めず、何を頼もうかともたもたしていたら店主と話していたおばあちゃんが声をかけてくれた。「何食べたい?」この方、小学校2年生まで日本語教育を受けたらしく日本語が上手で、その後も追加注文やオススメの食べ方などを日本語で説明してくれた。大人になってからも当時の先生を訪ねて日本に行ったり、日本で同窓会を開いたりしているという。こういう話が聞けて、おばあちゃんの感情を直に受け取れるのが旅のいいところ。そして、結局朝ごはんはこれだけにとどまらず、途中で牡蠣麺を食べたりも。

町や市場や問屋をプラプラ歩いて買い物していたら、午後からはあいにくの雨。でもそれもまた風情なのかもしれない。夫の希望でお昼はちゃんとしたレストランでランチ。そういえば昨日から屋台とか麺とかばっかりだったな。夕方からは台北から1時間ちょっとの郊外にある九扮へ。ここは宮崎駿監督の映画「千と千尋の物語」の舞台にもなったと言われているところ。ホントかなと思いつつ、電車を逃すハプニングにも見舞われつつ、電車とバスを乗り継いで到着したところは、本当にユバーバが出てきそうな舞台だった。これこれこれ!ものすごいファンでもないのに、テンションがあがる。雨の九扮は、そしてとても幻想的で美しかった。帰りの市場飯もこれまたうまし。

電車で爆睡できるのも台湾のいいところ。中南米だったら、起きたときには身ぐるみはがされてすっぽんぽんかもしれない。台北に戻り、昨日も行った宿の近くのマッサージやさんへ。足裏マッサージにもだえる。そして、もだえる私を見て隣で友達が笑う。今日も宿のリビングでビールをちょっとだけ飲んでコテン。

おっと、忘れるところだった。そうだった。メリークリスマス。