訪れた国の人と喋ること、その国を訪れている旅行者と喋ること

tomokito2014-07-23

今日は1日移動のみ。3泊したキャンプ場ともお別れだと思うとちょっと寂しい。

今回のツアー、安くするため&私達の旅スタイルに合わせるため、ホテルやロッジ泊ではなくキャンプメインとしたのだけど、想像していたようなテントではなく、思った以上にしっかりしたキャンプ場で驚いた。雨よけをかねたワラ屋根の下に布のテントが建てられているのだけど、しっかりした布でテントの高さもとても高い。中にはシンプルだけどベッドもあって、奥にはトイレとシャワーもある。雨が降ると雨漏りするのはご愛敬。電気はジェネレーターなので朝と夜に数時間使えるだけだけど、電気があるだけありがたい。こんな日本らしくない場所で、夫は朝ガバッとと起きて「時任三郎の夢を見た」と呟いていた。なんでだ。

朝マサイマラを出発し、途中で合流するマレーシア人の旅行者をピックアップして、ランチを食べたりしながら夕方にナクル湖に到着。今日はサファリはないので、夕方からナクルの町をウロウロしたのだけど、子ども達がとにかくフレンドリーで人なつっこい。ちょっと手を振ったりすると「キャアアアアァァアァー」と叫びながら逃げたりするから、追いかけてしまうじゃないか。年頃の男の子数人が寄ってきて「俺は本田の弟だぜ」「俺は香川の甥っ子だ」なんて口々に言いながら通り過ぎていったりもした。スーパーでビール買ったり、肉屋の店先で売ってるソーセージを冷やかしたりしながら散歩。こういう日常に触れられるのが旅の楽しさでもある。

ごはんはいつも一緒に旅している旅行者と食べているんだけど、一緒に旅しているアメリカ人の大学教授がチャリダーだと判明。彼はなんと75ヶ国をチャリで走破しており、私がチャリで1人で日本縦断をしたと言うととても嬉しそうだった。お互い行った国やチャリでのハプニングなどで盛り上がる。さらに、行った国で飲んだビール瓶のステッカーを集めているという趣味も同じで、今日も飲んだビールのシールをお互いカリカリとはがしながら喋り続けた。訪れた国の人と喋ること、そしてその国を訪れている旅行者と喋ること、旅の醍醐味である。

そして夜は長いこと停電。途上国に帰ってきたという感じがする。