Un gusto de verla de nuevo!

ホンジュラス時代とても仲の良かったチリ人の友達が3泊4日で遊びに来てくれるというので、今日からは予定を入れないで待っていたのだけど、飛行機が到着するのは夜20時だという。思いのほか土曜がまるまる空いたので、仕事帰りの夫と一緒に見たかった映画「チョコレートドーナツ」を見た。想像以上に良くて、最後は号泣してしまうほどだった。

なんて言うんだろう、このあったかさ。監督の言葉を借りれば「人は結婚して家族になるのだとすれば、それは血縁ではない。相手と一緒になるのは、何かお互いにつながり合えて、通じ合えて、恋に落ち、愛が生まれるから。人と人の間のつながりは何かリアルで、形のあるもので、人間的なもので、人生が詰まっている。だから家族を定義するのは血ではなく愛なんだと思う。」

家族は血ではないとも言い切れない何かがあるような気もする。でも、人間の尊厳と純粋な愛を核に据えた生き方にただただ心を打たれた。映画館を出ると外はまだ明るくて、泣きはらした私の赤い目がどこか世間から浮いていた。

夜は妹家族、姉家族とたらふく焼肉を食べて、その後ついに友達を迎えに。ほぼ5年ぶりに会うのだけど、今はインターネットやSkypeがあるからお互いが日々どうやって暮らしているのかは大体知っている。それでも本当に会って、目を見て喋れる安心感は全然違う。ホンジュラスで苦しかったとき、辛かったとき、いつも公私で支えてくれた友達だから、会うとあのときの色んな思い出が走馬灯のように蘇ってくる。彼女たちがいなければ、あの国もあの仕事も好きになれずに憔悴しきって帰ってきたかもしれない。そんな彼女が日本に来るなんて夢のようだ。

さて、これから濃い3泊4日を過ごします。