オススメ2本立て

tomokito2014-05-24

パルシネマで今日から公開のドイツ映画「おじいちゃんの里帰り」とフランス映画「母の身終い」。先月パルシネマに来たとき、いつも映画と映画の間に今後の映画ラインナップとオススメを語ってくれる館長さんがこのドイツ映画を「すごくオススメの映画なので、この『おじいちゃんの里帰り』覚えておいて下さい」と言われたのを思いだして見に来たのだ。結果、すごく良かった。さすが私も絶大なる信頼を寄せる館長さん。

フランス映画の方は、歴史的に複雑な文化背景を軽快でコミカルに描いているドイツ映画に比べて、こちらは尊厳死という重たいテーマを抱えて淡々と進む。尊厳死を扱った映画は、往々にしてドラマチックに描かれるものが多く、見る者の同情を得ながら涙涙に終わっていくものが多い中で、多くを語ることなく本当に淡々と映画が終わっていった。だからこそ、主人公とその家族の強い信念と生にすがりつきたいという静寂な思いが見え隠れする様子にぐっと心を打たれる。フランス映画独特の運び方のせいか途中間延びした感もあったけど、テンポ良い笑いの中に社会テーマを扱うドイツ映画とのバランスが良かった。

新開地の黒ヤキソバが有名な定食やさんで100円ビールと遅い昼ごはんをいただいて、ハーバーランドから三宮にかけてのんびり買い物とか。夫が最近フットサルを再開したので、ボールとハーフパンツとフットサルのトレーニングシューズをゲット。たまにしかモノを買わない夫の買い物に付き合うことを本人以上に私の方が楽しんでいるかもしれない。

マッサージに寄っていくという夫と別れて、最寄り駅構内のショッピングモールを1人でウロウロしていたら、声をかけられた。はっと見ると今アメリカの大学に通っている夫の元教え子。家族はイギリス在住なのだけど、今は大学のテストが終わって2-3ヶ月日本に一時帰国しているらしい。一緒に買い物に来ていた叔父さん叔母さん家族と、彼が得意なマジックなんかの話を立ち話。夫の元教え子の親戚と立ち話するなんて、おもしろい人生になったもんだ。