またいつか

tomokito2013-12-26

ウズベキスタン最終日。

午前中のうちにホテルをチェックアウトして、ナヴォイ劇場へ。ここは、第二次世界大戦中にソ連の捕虜となった日本人が「日本に必ず帰って、もう一度桜を見よう」という合言葉のもとに細部までこだわって劇場を建てたというところ。3年の予定だったところを2年で建設したという。さらに何十年か前の地震で他の多くの建物が壊れても、この劇場は無傷だったらしい。ここで帰国を信じながら日本人らしさを忘れず働いていた人達に思いを馳せる。

その後中央アジア最大という市場に行き、お土産を買ったり、野菜や肉が売られる様子を眺めたり。ずっと市場を歩き回っていて体が冷えたので、市場の中にある食堂でピラフの原型というプロフをいただき、あったかいお茶であったまる。今日はホテルを既にチェックアウトしてしまっているので帰るところがなく、暖房がきいたカフェやショッピングセンターでのんびり買い物をしたりした。

最後の食事は現地在住日本人オススメのロシア料理へ。入ってメニューを見るも、英語表記がないので全くメニューが分からず、とりあえず知っているロシア料理の代表作であるボルシチを注文。後はウェイトレスさんにオススメを聞いて注文するも、残りの持ち金に限りがあるので表示されている金額を計算し、サービス税とかあったらどうしようとドキドキしながらウォッカを追加する私達。結果的にお金は足りたし料理は美味しかったしで大満足であった。

ホテルから空港までは、これまた以前ここに住んでいた友達の元同僚のウズベク人がわざわざ迎えに来てくれて空港まで送ってくれる。ウズベキスタンで出会った友達の友達、ホテルの人、町で出会った人、バスで一緒だった人、市場の人、モスクや廟で出会った人達、みんなとことん気持ちのいい人達だった。この国をすっかり気に入った。花が咲く春が美しいらしいので、またいつか。