イスラム圏でクリスマスイブ

tomokito2013-12-24

気がつけば今日はクリスマスイブ。ここはイスラム圏なのに、お店がクリスマス風イルミネーションで飾られていたり、ウェイトレスがサンタの帽子を被っていたり、お店でクリスマスソングが流れていたりする。私達自身はあまりクリスマスに思い入れとかないため、そう言えばクリスマスだったけ的さらっとした普通の1日。

ブハラではまだ半日時間があるので、ミニバスに乗って近郊のマヒホサ宮殿へ。ここも観光客が1人もおらず、昔の生活の様子や美術品や装飾品をゆっくりじっくり堪能することができた。昔の衣装の色あわせがすごくシックで私の好みにぴったり。今の時代でも着れそうだ。ちなみにこの宮殿にはとても大きな池があり、当時は王が池の中にリンゴを投げ、受け取った女性がその日を共に過ごすというしきたりがあったらしい。

昼から車に乗って次の町へ。次の町ヒヴァまでは公共交通機関が通っていないので、事前にチャーターしておいたタクシーで移動すること6時間半。いつもなら公共交通機関がなくても、あるものを乗り継いで旅するのだけど、今回は時間的制約もあり贅沢移動となった。穏やかでここちよい運転手さんの運転する車で、快適移動。途中トイレに止めてもらって、工事現場の簡易トイレに行ったけど、そう言えばここは途上国だったと思い出す程の汚いトイレであった。

18時半にヒヴァに到着し、ホテルの斜め前にある食堂に行ったら、なんだか店の中が騒がしい。どうぞと案内されたテーブルには既にたくさん人が座っているし、なんだなんだと辺りを見回したら、そこは結婚式場であった。どうぞと言われても新郎新婦を知らないし、真ん中で誰か踊ってるし、でも前にたくさん食事はあるし、一体どうしたら良いんでしょう。ひとしきり悩んでイスに座ってみたものの、なんだか申し訳ない気持ちになり、数分で退散。結局晩ごはんは別の食堂で食べたんだけど、全く言葉が通じずメニューも読めない中で、ボディランゲージや雰囲気で注文した料理が大当たり。羊肉大好き人間にぴったりなメニューのオンパレード+ウォッカでご機嫌な私達であった。

ウズベキスタン、いいとこです。