目覚めるとそこは一面の雪

tomokito2013-12-22

目覚めるとそこは一面雪だった。寒いけど美しすぎる風景である。今日はバスに乗って近郊のフリーマーケットに行く予定だったのだけど、雪の中でフリーマーケットが開催されているかどうか分からないし、雪のモスクも見てみたいので、昨日行った歴史的名所近辺をもう一度散歩することに。

雪はやみかけていたのだけど、モスクのてっぺんにかぶった雪と青のコントラストが震える程に美しい。幻想的である。そんな中、ロマンチックな風景に現地の子ども達がうっとりするわけもなく、キャーキャー言いながら雪合戦。夫も子ども達との雪合戦に参戦したのだけど、観光客に雪を投げつけていると思われたのか、通りがかった警察官に注意されていた。もっと対戦したかったのに。雪の中を滑らないように歩いていたら、体の変なところに力が入って明日(明後日?)筋肉痛になりそうだ。

昼からは電車に乗ってブハラに向かう。3時間くらいだったのだけど、3人乗りのコンパートメントみたいなところにテレビがついていたりして、なかなかに快適だった。私は夫が読み終えたばかりの宮部みゆき火車」を読みふける。面白すぎてずっと同じ姿勢で読み続けているので肩が懲りそうだ。外はどこまでも草原が延々と広がっている。時々馬、時々牛、そして時々羊といった具合。

駅からホテルまではミニバスで。ウズベキスタンは物価が安いので、タクシーに乗っても2-300円くらいなのだけど、旅している感じがするローカルな乗り物に乗ることに意義があるのだ。言葉が通じない中で必死で行き先を伝えたり、周りの乗客が払っているお金を盗み見ながらしれっと運賃を支払ったり、周りの人や運転手さんに助けてもらいながら行き先到着をじっと待ったりするその感覚が楽しい。

ホテルはリビング付きの大きな部屋でかなり快適。早速町をぐるっと散歩してみたのだけど、青の町サマルカンドに対して、ここブハラは茶色。茶色なのにすすけていなくて、ロマンチック。今日は暮れていく夕暮れが空をほんのり赤く染めていて、それがこのブハラの町に溶け込んでとてもキレイだった。そして、ホテルの人がオススメというレストランで食べたラム肉がものすごくジューシーだった。ワンダフル。