夢のサマルカンドへ

tomokito2013-12-21

朝6時半起きで朝ごはんを食べ、7時半前にホテルを出る。

今日は朝一の電車でサマルカンドに向かうのだけど、なんと昨晩空港にお迎えに来て下さったご夫婦が朝早くからホテルにピックアップに来て、電車の出発駅まで送って下さった。それも、5枚のルーズリーフに私達が行く町での見所やおいしい食堂などを手書きで書き、ポイントには蛍光ペンでマークまでつけて下さった紙と分厚いこちらの紙幣を入れるウズベキスタンのお財布まで用意して下さっている。なんでしょう、この優しさと気配りは。私も海外赴任で友達の友達が来るときには、会ったこともない人であってもこんな風に接してくれるこの人達のように接したいと改めて思った。私達とこの人達を繋げてくれた友達がこの地でこうやって信頼関係を築いてきて、私達はその恩恵を受けているんだということにも、改めて感謝した。ありがとう。

昼前にサマルカンドに到着し、早速モスクや廟を歩いて回る。色んな青があって、どの青も深い。ここがシルクロードだ。何百年か前、ここに町があり、ここに文化があり、ここに生活があり、ここに旅人がやって来た。ロマンだ。徐々にじわじわっと感動していく。地の奥の方からわき上がる目に見えない歴史の重みや深さに。

今日はローカルなバザーにも行ったのだけど、こちらの人達は本当に人なつっこい。ヤポーニア!とすぐに声をかけて、笑いかけてくる。モスクで出会ったおばちゃんは、私がウズベク語もロシア語も話せないと分かっていながら、大きな声で何かをばばっと話した後、私の頬をぐっとたぐり寄せて、ほっぺたにキスをした。おー、イスラム圏での突然のベソにおよおよ。

夜からは雪。初雪がウズベキスタン。初雪がサマルカンド。それだけで今年を美しく終われる気がする。そんな中、私は雪に気を取られて溝に落ち、恥ずかしさと痛さでその場をすぐに立ち去ったのだけど、溝に落ちた衝撃でカバンから落ちたカメラをウズベク人が拾って渡してくれた。ここはステキな国だ。そして明日は青タンだ。間違いない。