出張帰りのフルコース

気がつけば11月は終わりにさしかかっている。というか、今日で終わる。早すぎる、時間の経過が早すぎる。

今日は早起きして三宮で用事を済ませてから母と淡路島へ。今日の祖母はずっとアーウーアーウー言いながら眠っていて、でも問いかけには目をつぶったまま頷いたりすることもある。つい先日までは、母がよく「ごはんを作って行っても、まずいとか塩辛いとか味がないとかこれ嫌いとか文句ばっかりでヤになるわ」と愚痴をこぼしていたんだけど、憎まれ口も叩かれないと寂しいもの。またあの饒舌っぷりと頭の回転の早さで、私にドイツ語を教えてくれたりして欲しい。痛がったり苦しんだりしていないのがまだ救い。

お見舞いの後にちょっとリッチなお寿司屋さんでランチ。ここ、ほとんどのお寿司を塩とライムとわさびで食べる。それだけお魚本来の味を美味しく楽しめるようになっていて、1つ1つのうまみが半端ない。海外から帰ってきた直後だから喜びもまたひとしおで、日本は世界で一番食べ物の美味しい国だと改めて実感するわけである。さらにお寿司を置くプレートも毎月季節モノに変えているらしく、食における日本の風情を感じる。

お肉屋さんや産直市場など一通りいつものルートを辿ってから神戸へ。今日は夫が勉強会＆飲み会に出かけたので、私はいつもの出張帰りコースで、温泉とマッサージ。時差ぼけのせいか温泉に浸かっているときに何度か眠りかけてしまい、溺れそうになるも無事生きて生還。今日はその間に実家でのステーキも挟むという素晴らしいサンドイッチに、出張の疲れもほとんど取れた。

出張帰りが金曜日ってのは、ちょうど良い。