「もうひとりの息子」

tomokito2013-12-01

朝ゆっくり寝て、体の疲れを取る。昼は家で白菜と豚バラ肉の重ね蒸し。おいしくて良い、とても良い。

午後からは夫&余島同期と見たかった映画「もうひとりの息子」を見に行く。是枝監督の「そして、父になる」や最近ニュースになった60歳男性の入れ違い事件など、赤ちゃんの取り違えは最近のホットイシューだが、最近の流行であろうがなかろうが、とにかくいい映画だった。

赤ちゃんが取り違えられたというだけでなく、一方がパレスチナ、一方がイスラエルという複雑な背景があるのだけど、そうしたドキュメンタリー性を全面に押し出すのでなく、淡々と、でも細やかに丁寧に人と風景と感情と周囲を描いている。家族があって、葛藤があって、民族の誇りがあって、それを揺らぐ人間そのものがあって、オープンエンドな終わり方も、主人公の台詞もいい。音楽も映像もいい。映画を見終わったとき、いい映画に出会ったというすがすがしさがあった。

さて、明日からは本物のルーティン。時差ぼけ云々は言ってられない生活に突入する。がんばるぜ。