ネパールをまるごと体感する出張

tomokito2013-09-03

今日もよく1日歩いた。今年に入って山もトレッキングもハイキングもしていなかったから、雨とはいえ私は楽しい。らりらりら〜と鼻唄を歌いながら山を登り降り。一緒にいる日本人もネパール人も9割がヒルにやられているけど、私は登山用のズボンにゴアの靴という万全の態勢でいどんでいるので、今のところ大丈夫。

こういう村ってレストランや食堂が存在しないんだけど、駄菓子屋さんみたいなところでお願いすれば、お店の軒下でインスタントラーメンを食べさせてくれる。この村で調査を始めてから、お昼は食べれないかインスタントラーメンかどちらかで、全然栄養がとれていない。宿のごはんもかなりシンプルで、お肉が出たのはこれまで1回だけ。カレーにチキンのかけらが3片くらい入っていた以外は、豆のダル(カレースープのようなもの)とか野菜がちょろっと入ったチャーハンとか、トゥクパと呼ばれるチベットすいとんみたいなものとか、生野菜や温野菜に飢えている。村の研修で「栄養のバランスを考えたごはんを食べましょう」とか「インスタントラーメンは体に悪いので食べ過ぎに注意しましょう」とか言っているのに、私たちが実践していないという有様。

村での調査は今日で終わり。最後には断水というお土産もついてきて、ネパールをそのまままるごと体感できる出張となった。今までの海外出張人生の中で最も過酷だったけど、とても楽しかった。またこんな出張があるといいな。

5泊目ともなるとこのすすけた部屋にも愛着が湧いてきて、何をどこに置くのか自分なりのルールができたりした。他の部屋では、毎日夜中にねずみが部屋にやってきて、毛布におしっこしたり、歯磨きチューブなどをかじったりしているところもあるらしく、ねずみの訪問のない私の部屋はこれでも恵まれていたのかもしれない。

さて、明日は村から町におります。