行き着くところは内的動機づけ

tomokito2013-09-02

こちらで借りてる電話が朝の6時半から鳴ったと思ったら、別の部屋で寝ている日本人から「山が見えますよ」と電話。念願のアンナプルナが見えた。近い、白い、高い、きれい!形が一番好きなマチャプチャレは見えなかったけど、雨季に山が見えること自体珍しいはずだからラッキーだと思おう。

昨晩は1日中雨が降って、朝ごはんのときも降り続いていたけど、出発するときにはうまい具合にぴたっと止んだ。よしよしその調子。今日は4時間かけて山を越え、村の北部で実施予定の研修会場に行くのだけど、もともと道があってないようなものの上に、雨季で道が一部川のようになっていて、ジープも通れないので全て徒歩。私は山歩きがもともと好きだし、むしろこんな出張がもっとあってもいいのにと思うくらいだけど、一緒に歩いている大学の先生達の中には何度も滑って転んで、道を下ることが怖くてへっぴり腰になるというトラウマになっている人もいる。往路のあまりの悪路にけが人まで出たため、急きょ帰りは思い切り遠回りのルートをジープで帰ることに。

今まで、この村の移動が大変だということは報告を受けていたけれど、実際に自分が来てみて、ここまで大変だったのだということを身に染みて体感した。現場を見ていないと、想像に限度があり、どうしても日本のマインドに引きずられてしまうところがあるということに改めて気づかされた。教訓に繋げていかなければと思う。

そんなこんなで昼ごはんを食べる暇と余裕がなく、18時前に宿に帰ってきたときにはみんなクタクタ。一部放心状態。

でも色々と得られたことも多かった。やはり行き着くところは内的動機づけだと今回の出張で強く感じられたこと。モチベーションがあがるところとその接点を見出すことこそが成功への近道だ、となんか確信した瞬間があった。さて、明日も歩きます。