ただいまネパール。元気だった?

tomokito2013-08-30

今回の出張経路は、深夜に日本を出てバンコクで6時間の乗継があり、バンコクからカトマンズへ飛んで、3時間の乗継の後再びポカラへ飛び、そこから1時間半くらい舗装されていない激しい道をジープで走るというもの。到着した時点でへろへろなんですけど。ポカラから対象の村までの道があまりにもすごくて、何度も頭が天井に打ち付けられそうになった。

でも、この臭い、この空気、この雑踏、このミルクティー。アジアの懐かしさが走馬灯のように体の中に舞い降りて、なんとも言えない気持ちになった。ここは、私が11年前にアジアをバックパッカーで横断していたときに沈没した国なのだ。

5300メートルのエベレストベースキャンプからカトマンドゥに降りてきたとき、徐々に森林限界が解け、草や木が表れてくるのがなんとも言えず嬉しかった。嬉しさで気が緩んだせいか、カトマンドゥでスリにあい、ショックと手続きでそのまま2週間近くカトマンドゥで沈没していた。洗濯して終わりの日とか、散歩だけの日とか、日本食レストランで漫画読みふけるとか、バックパッカーを地で行っていた時代だ。全てが懐かしすぎる。

でも色んなことを忘れてるし、色んなことが変わってる。時は平等に経過している。

到着した宿は村でなんとか1番環境がいいところだというけれど、電気は切れていることの方がいいし、部屋は水シャワーしか出ない。部屋の梁は朽ちかけていて、ベッドには木屑が落ちてる。でもこれがネパールだ。こんなさびれて最低限な感じも懐かしい。

ただいま、ネパール。11年ぶりだけど、元気だった?