定置網の手伝い

tomokito2013-07-27

朝5時に仙台に到着し、24時間営業のお店でのんびり朝ごはんを食べてから、お世話になるNGOの車で一路南三陸へ。

本当は関西から仙台まで1本で来れる夜行バスもあったのだけど、それだと今日の活動に間に合わないので、東京でバスを乗り継いでやって来た。今日は直接南三陸ボランティアセンターに行き、私は漁師さんのところで活動することになった。北海道から寄贈された定置網がものすごい数あるのだけど、これを南三陸の湾の大きさとこの地方の編み方にあわせたものにするために、一旦網の一部をほどくという作業を延々と行う。ごついはさみを使って作業をするので、3-4時間しただけで、手にマメが出来る始末。漁師さんはこなれた手つきで次々とこなしていて、プロはやはり全然違う。

今日はこの辺りに大雨警報が出ていて、午後の活動は中止。その分、ゆっくりみんなでおにぎりを食べて、色んな話をした。この漁師小屋は海の目の前で、全てを流されたけど、もう1度簡単な小屋を建て直したんだという。とても明るく冗談も多い漁師さんだったけど、心の奥の方では食いしばってるんだろう。この2年半の間にここに来たボランティアさんの名前が漁師小屋にたくさん貼ってあった。

午後は一緒に漁師小屋でボランティアをした大学生と一緒に1時間くらい離れた岩手県にあるさくらの湯へ。道中話をしていたら、彼女はスペイン語学科で、ついこの間まで1年間スペインに留学していたんだそう。中南米とスペインのスペイン語の違いで盛り上がる。南三陸のボランティアはもう1年半前から毎月来ているそうで、今から就職活動なんだけど、自分がやりたいことがよく分からないと悩んでいた。私にもそんな時があったな。

夜は、今NGOに泊まっている人達とトランプ。そのかたわらでは、泊まっている人が2人でパンを焼いていて、焼きたてのパンを食べたり。さらにワインやチーズも出てきて、贅沢な夜食だ。