3.11

3月11日。午後2時46分に黙祷を捧げる。

被災地のそこらかしこで高さ10mとか、長さ数kmとかの防潮堤が作られてようとしていることが理解できない。地域の人達が自分達で話し合って決めたことであれば、被災地外の私達が口を挟むことではないし、それでいいと思う。でも、公共事業ありきのとぐろをまいた利権のかたまりであることが一目瞭然だから、気持ち悪いのだ。誰のための何の事業なんだろう。

被災地に限らず、日本や世界のそれぞれの場所で、居心地のいい場所を自分達で作り上げていくために、私達1人1人が一人間としてできることを今いる地でコツコツやっていかなきゃいかんと思う。亡くなられた方のご冥福をお祈りすると共に、今もなお苦しんでいる方々の苦しみが少しでも和らぎますようにと願う。

矢野顕子糸井重里が作った「気仙沼においでよ」でこんなこと言ってる。「かなしいこと、つらいこと、山盛りあるなら、たのしいこと、うれしいこと、その倍はあるのだ」。今もなお苦しみでいっぱいの人達がそんな風に感じられる日々がすぐそこにありますように。

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