遅めの新年

仕事始め。仕事に行くのは面倒くさいと思っていたけど、仕事は否が応でも私を待っていて、記憶を辿りながらメールと電話で仕事を思い出すうちに1日があっという間に終わった。仕事が終わる頃同僚に呼ばれ、会議室で半分仕事半分プライベートな話を色々と。2人で抱き合って泣く。色々あるけど、彼女が少しでも幸せの方に動くのであればそれでいい。

夜は夫と2人でやいのやいの言いながら、録画していた紅白歌合戦を見る。堀北真希のひどい司会っぷりに辟易しながらも、分からない歌手達の歌をそれなりに楽しみ、チャチャ入れながら、遅めの新年を楽しんだ。

紅白を見ると一緒に住んでいた祖母を思い出す。紅白が始まる頃に祖母がお風呂からあがってきて一緒に紅白を見始め、演歌が始まると妹や私が我先にとお風呂に入り、行く年来る年が始まる頃に母が年越しそばを作り始め、食べ始める頃に除夜の鐘を聞き、続いて神戸の港から汽笛が鳴る。24時になると母方の祖母に電話を入れ、新年最初の挨拶をする。その後父と姉妹で深夜の生田神社に行き、おみくじを引いて、帰り道に麺蔵で明太子ラーメンかキムチラーメンを食べる。これが大晦日の黄金コースだった。おばあちゃん、天国で紅白見てるかな。