グッバイ2012

tomokito2012-12-31

朝ごはんは前の日の晩にリクエストしたものを部屋のテラスまで運んでくれるというステキっぷり。ここのホテル、冬場に安くなるホテルをネットで探しているときにたまたま見つけたところで、3泊目が無料になるというキャンペーンをしていて残りがあと1部屋だったので急いで予約した。町から5-6km離れていたので、到着したときはリサーチ不足だったかなと話していたのだけど、結果オーライのチョイスだった。

何より良かったのが、ホテルから町までの間が絵に描いたような白と青の家々の間を通る細い路地で繋がっていること。1時間ちょっとのこの道が本当に気持ちいい。眼下にエーゲ海を眺めながら家々の間を通るだけで、絵の中に迷い込んだような気分になる。ホテルは島のちょうど中腹の丘の上にあって、部屋から近隣の島を眺められるだけでなく、朝日も夕日も見ることができて、のんびり過ごすにはぴったりだった。

今日は町まで出てからサントリーニ島の前にあるネアカメニ島とその隣のパレアカメニ島へ。どちらも無人島なのだけど、ネアカメニには今でも活動を続ける活火山があって、ところどころに硫黄が吹き出ている。パレアカメニは海中温泉が沸き出すところで、欧米人の何人かは水着で海に飛び込んでいたけど、足をつけてみると案外冷たくて、私たちは船の上から温泉とも川とも海ともつかない場所を眺めてのんびり過ごす。船から眺めるサントリーニは、雪を被った山のように見えた。

サントリーニに戻ると同時くらいに雨が降り出したので、カフェで雨宿りをしながら本を読む。この旅はのんびりすると決めているので、本を10冊ほど持ってきた。今のところ1日1冊ペースなのでちょうどいいくらい。夫はそんな読書中の私の似顔絵描き。実物よりもかわいく描いてくれたのは2012年最後のご褒美か。

晩ごはんに地元ワインを飲み、ほろ酔い気分で帰宅ならぬ帰ホテル。現在ギリシャ時間の22時。日本はもう2013年1月1日だけど、こちらはまだ2012年大晦日。夫は既に気持ちよさそうに熟睡中なので、このまま静かに年を越すんだろう。

穏やかに幸せに2012年を過ごすことができたこと、周りの人達に感謝です。2013年も穏やかな幸せに感謝しながら生きてくことをここに誓います。