モンゴル3日目

tomokito2012-07-24

毎日早く寝ているのに朝ごはんのちょっと前まで目が覚めない。乗馬ってやってみて初めて知ったけど、意外に体全身を使うもので、足や腹筋や腕やお尻、体全部がちょっとずつ筋肉痛になっている。馬の鞍に擦れる内股は青あざが出来てるし、あぶみがあたるせいかふくらはぎも腫れて痛い。馬に乗る前は「走るの馬やし」と思っていたけど、なんのなんの。

今日も1日馬に乗って草原をちょっと小走りで走ってみたり、遊牧民のゲルにお邪魔して馬乳酒飲んだり、ヨーグルト食べたり、乳製品作りや馬の乳搾りを見せてもらったり。遊牧民は年に3-4回移動するらしく、草がなくなったら移動という生活を繰り返しているらしい。冬は雪が深くて家畜を放牧することがないから、草原に作っている小屋のような遊牧民用別宅に冬用のものは置いておき、冬は夏に作っておいた牛の干し肉や乳製品を食べながら暮らすんだという。短い夏を最大限に生かすべく、夏休みが3ヶ月あるんだとか。遊牧民の暮らしを数軒見せてもらったけど、一見慎ましやかなゲル生活のそばにオートバイが置いてあったり、アンテナが立てられていたり、携帯電話を持っていたり、近代と古代が融合している感じが新鮮だ。

毎日朝10時くらいから2-3時間、お昼ご飯を食べて、ちょっと昼寝をして3時くらいから2-3時間の馬生活を繰り返してるのだけど、ものすごい乗馬が好きとか、馬自体が好きとかそんなわけではなく、モンゴルっぽい=馬というイメージで軽くモンゴルにやって来た私達。このツーリストゲルに泊まって、同じように1週間馬に乗っている夫婦は長いこと乗馬をやってきて「モンゴルに来るのが夢だったから、夢が叶ってしまってどうしよう」と言っていたけど、私達は夢を見る前に夢を叶えてしまった。

毎日の馬も楽しいけど、この大草原の中にポツンと立つゲルでのんびりする生活もまたモンゴルらしくてここちよい。午後の馬を終え、お湯と水の間くらいのシャワーをあび、さっぱりしてから、毎日草原で本を読んだり、ハーモニカを吹いたり、ゴロゴロしたり。これもまさにやりたかったこと。古い曲から新しい曲まで思いつく歌を次から次へとハーモニカで吹いていたら、日本語のガイドさんから「百万本のバラ」「神田川」「名残雪」「北国の春」などのリクエスト。30歳なのになんちゅう選曲!と思ったら、大学時代の日本語の先生がおばあちゃん先生だったらしい。どうりで。

夫は晩ごはんの後モンゴル人とバスケをして、負けたチームにウォッカをおごってもらったりしている。こちらはゲルでストレッチして、本読んで、さぁ寝ようと思ったら、酔っぱらったモンゴル人がもっと飲もうと部屋にやって来たりして、どこの国でも飲んだくれってのはいるもんだ。