無関心は最大の敵である

tomokito2012-06-17

朝早く仕事に出かけた夫を見送って二度寝。日曜の至福。

サンデーモーニングがすっかり終わった頃に再び目覚め、余島仲間と合流してランチへ。ここはなんと12種の具がのってる海鮮丼が500円で食べれるのだ。お味噌汁までついてこの値段とは最強のコストパフォーマンス。私は迷わず海鮮丼を頼んだんだけど、友達はサーモンマヨ丼と迷っていたらしく、お店の人に「すみません、サーモンマヨ丼ってどんなですか?」と質問。店員さんの答えは「サーモンにマヨネーズがかかった丼です。」そりゃそうでしょ。お互い様のやり取りに苦笑する私。

そこから歩いてJICAに向かい、アフガニスタンのイベントへ。もともとはこの仕事を担当している友達からの電話で参加したのだけど、イランとフランスの合作映画「子供の情景」を見て、写真家長倉洋海の話を聞いて、改めて平和について考えるきっかけになった。長倉さんが最後に「これだけは皆さんに伝えたい。マスコミから流れるアフガニスタンは戦争や紛争ばかりだけど、アフガニスタンの人は心から平和を望んでるです。すごく強い気持ちです。」と言っていたのが印象的だった。

ちなみに、この映画は有名な映画監督である父モフセン・マフマルバフの19歳の娘が監督をつとめていて、映画のヒントは父の著書「アフガニスタンの仏像は破壊されたのではない。恥辱のあまり崩れ落ちたのだ」から得て作られたのだそう。この映画に関わった方がこんな話をされていた。「世界の人々はバーミヤンの石窟が破壊されたとき、仏像が破壊されたことをこぞって報道した。でも誰も飢餓によって死んでいくたくさんのアフガニスタン人のことは話題にしなかった。世界中の人はなぜここまで虐げられているアフガニスタンの人々に対して無関心なのか。」モフセンが行き着いた答えがこの書著のタイトルだったという。同じようなことが世界中に言えるんじゃないだろうか。

帰る間際、15年ぶりに会った協力隊時代の友達が「結婚おめでとう」とお祝いのワインとオリーブをくれた。海外暮らしが長い男は憎い演出をする。帰宅して30分以内にワインのコルクがあいたのは感謝の気持ちの表れだ。