介護をするということ

tomokito2012-04-28

久しぶりに淡路島の祖母のお見舞いへ。祖母は、頭はしゃんとしているのだけど、耳が遠い&自分で起き上がったりトイレに行ったりすることは出来ない、ということでもう1年ほど入院している。

昼前に行ってお喋りして、昼ごはんを食べさせて、またお喋りして、晩ごはんを食べさせて、歯を磨いたり寝る準備をしたりするというのが母の1日の看護の流れ。その間にトイレの補助をしたり、身の回りをきれいにしたり、お花を入れ替えたり、タオルを干したりする。一緒に行ってやってみると分かるけど、これがかなりしんどい。まず耳が遠いのでとても大きな声で話さないといけないし、頭がしっかりしていると言っても96歳なので同じ話を延々と繰り返す。最初は一生懸命聞いていても、聞くことにかかるエネルギーが大きいので、こちらのエネルギーも結構吸い取られてしまう。

母はテニスと麻雀と旅行の間に、必ず週に2回淡路島に通って母の介護を続けているのだけど、これってやっぱりすごい。関係が近いからこそ祖母はわがままになってごはんを吐きだしてみたり、文句を言ってみたりもするし、同じ話が続くと先が読めるから話の最初で退屈してしまう。私も両親が老いたとき、母のように忍耐強く介護ができるだろうか。そうありたいし、そうしようと思うけれど、できるかどうか。

ちなみに、今日祖母に何度も耳にたこができるほど言われたこと。「旦那さんに愛情をもらったら倍にして返しなさい。夫婦といえども他人だから、絶対に相手に甘えすぎちゃダメ。」優しい夫に甘えている普段の生活を覗かれているような気がした。