パパと呼ばれた夫

tomokito2011-08-14

中高時代の友達が子どもを2人連れて遊びに来てくれたので、家でランチ。5歳と1歳半の女の子がすっかり夫になつき、何を思ったのか、途中からずっと「パパ」と呼んでいた。実家に帰って1週間でもうお父さんを忘れてしまったのか、、、

彼女は大学時代にイタリアに留学し、就活中に私がたまたま見つけたイタリアのブランドに就職、その後これまた私がたまたま見つけたイタリアの仕事に転職し、そこで出会った人と結婚。彼女には、一生私に感謝して生きてよ〜!と言い続けている。懐かしい話をたくさんした。

夕方からは夫と梅田に出て、映画「小さな哲学者たち」を見て、晩ごはんにカツ丼食べて、それから映画「127時間」を見るという映画2本立て。どちらもとても良かった。

前者はフランスの貧困〜中流層が集まる地域の幼稚園で哲学の授業を行う様子を追ったドキュメンタリー。ドキュメンタリーというよりも、ただその授業の様子を忠実に撮っているだけなんだけど、子ども達が愛や死や自由や違いや賢さについて考えていることについて、見ているこちらが考えさせられる。教育って?子どもを育てるって?環境って?考えるって?抽象的な問いの答えを出すことももちろん大切だけど、色んな意見が存在すること、正解はないということ、違う意見を受け入れるということを子ども達はこうやって学んでいくのだろう。ステキな映画だった。後者はクライミング中に断崖に腕を挟まれて抜けなくなったアルピニストの実体験に基づいた話。何度も目を背けたくなるような光景が出てくるけれど、カメラワークも音楽も映像も構成もどれも抜群で、映画の大半が主人公1人が死から逃れようともがく苦しいシーンなのに見ているものを飽きさせない。痛いだけ、しんどいだけの映画じゃない。生きる強さと生きる過酷さの両方を感じられるいい映画だった。

帰り道、夫の元担任で現同僚がバーで飲んでいたのを見かけて、一緒に小一時間飲んで帰宅。日曜が終わっちゃいました。