祖母のお見舞い

tomokito2011-05-05

6時過ぎに目が覚める。テントの中でしばらくゴロゴロしていたけど、日の出や日の入に人間の行動をあわせるって、生きる姿勢としては実はすごく基本的なことなのかもしれない。

お湯を沸かしてコーンスープを入れて、パンと一緒に朝ごはん。コーヒー入れて一息。アウトドアの朝ごはんってなんでこんなにおいしいんだろう。

キャンプ場でフリースビーをしながらはしゃいでいたら、コントロールを失ったフリスビーが随分先の港にポチョン。やっちゃった。フリスビーがコロコロ転がって海に落ちた瞬間、周りで見ていた子どもや他のキャンパーからも「あーあぁぁ、、、」というため息が。なんとかフリスビーは救出できたけど、今度はもう少し内陸でやらねば。もしくは、私のフリスビーのコントロールの腕をあげねば。

10時頃にはキャンプ場を撤収し、その後は祖母のお見舞いへ。祖母は随分弱っていたけれど、でも話し始めると勢いがついてきてどんどん元気になる。きっと祖母に今足りないものは、誰かと楽しく話すという時間なんだと思う。出来る限り足を運んで、95年生き続けてきた祖母のあちらこちらに詰まった知恵を共有したい。楽しいことより嫌なことの方がずっとずっと多かったと愚痴る祖母だけど「生きてきて一番嬉しかったことは?」という質問に、即座に「あの人が戦争から生きて戻ってきたこと」という答えがかえってきた。生きるか死ぬか、そんな今では当たり前のことが当たり前でなかった時代を生き抜いてきた人の言葉は1つ1つに重みがある。

5/5は妹や両親の結婚記念日なので、サプライズに道端で売っていた花を買って持って帰り、プレゼントしたら、母が一言「なに、このグチャグチャの花。どこで買ったん?それに、これ仏花やん」と。そりゃさ、都会の花屋で買ったわけでもないし、だいぶしおれちゃってるかもしれないし、マリーゴールドと思って買った花は実はオレンジの菊花の花だったかもしれないけど、そんな言い方ないんじゃない?もう。

さーて、明日から通常業務。感覚ちゃんと戻るかな。