アカすった

tomokito2011-04-02

1泊1部屋3500円に朝食までついているというので驚いたんだけど、なんてことはない。冷蔵庫にパンとジャム、机の上にコーヒーが置かれているセルフサービスのシンプルな朝ごはんだった。そらそうよね。ちなみにこの旅館、インターネット使い放題のパソコンが部屋に置いてある。コストパフォーマンス高し。

今日は旅館のフロントの人が教えてくれたお勧めの健康センターに行くべく、釜山の東北に位置する海雲台へ。海雲台と書いてヘウンデと読むのはハングルの不思議。入湯料5000ウォン*1を払って入ってみたら、そこはおばあちゃんとおばちゃん達のアカスリ場。芋の子を洗うとはこのことで、何十人ものおばちゃんが友達同士、もしくは親子でアカをすりあっているのはある意味圧巻でもある。お風呂の中では、おばちゃん達がダイナミックな体操をしたり、ザブザブと泳いだり、立ったり座ったりを繰り返しながら激しく水しぶきを立てている。韓国のおばちゃん達はアグレシッブだ。私はアカをすりあう親も友達もいないので、黒いブラジャーと黒いパンツのおばちゃんに20000ウォンを払って、アカをゴシゴシこすってもらう。痛ぎもちいい。ハングル分からなぃいーと不安そうであった夫も、なんやかんや言いつつアカスリ30分にマッサージ1時間までやってもらったらしく、いかにも満足そうな顔で出てきた。マッサージの最初はおばちゃん達に「ハンサムボーイね」と言われて、マッサージの種類が間違っているんじゃないかとドキドキしたらしいけど。

すっかり湯上りでいい気持ちになってから、遅い昼ごはんに韓国のおうどんとすいとんと餃子を食べて、コーヒーを飲みながら海沿いをのんびり散歩。

夕方からは布や食器を売っている佐川洞から釜山の繁華街こと西面までのんびりウィンドウショッピング。買ったものはお土産の銀の韓国箸くらい。そして、晩ごはんはデジカルビと言われる豚カルビやお決まりの三枚肉などの豚焼肉。店員さんがとても気持ちのいい人で、間違えて持ってきたお肉をサービスしてくれたりしてご満悦の私達。いちいち大はしゃぎする日本人とそれを微笑ましく見守る韓国人という世界平和な構図が出来上がっていた。

楽しくて安くておいしくて、韓国はやっぱり良い。

*1:1000ウォン=約78円