明けましておめでとうfromカッパドキア

tomokito2011-01-01

明けましておめでとうございます!Feliz Año Nuevo!Happy New Year!イスラム教圏にいると新年という感じが一切しないので、今日がお正月であることを忘れそうになるけど、今年もどうぞよろしくお願いします。

振り返ってみると2010年は人生の中で一番せわしなく、そしてある意味幸せな1年だった。人生がゴロゴロと音を立てて進んでいくのが何度も聞こえた気がしたし、その速度に当の本人が追いつかないくらいの猛スピードで、ただただ自分の人生にしがみついていた1年だったかもしれない。でも、人生ってそんな風に予期しない方向に進んだり、大いなる力が働いたりするからこそ面白いのだとも思う。今の幸せに甘んじることなく、この幸せを維持する努力を忘れないこと。これが2011年の目標。

さて、こちらの旅は続きます。朝7時に洞窟ホテルに到着し、少し休んでから、マウンテンバイクを借りてカッパドキア探索へ。夫は、どちらかというと私よりも慎重派だし、どちらかというと私よりのんびりした性格のはずなんだけど、山道をマウンテンバイクで走っている姿を見て、この数ヶ月で私は既にこの人を自分色に染めすぎちゃったんじゃないかとやや不安になる。いや、「染める」という言い方は適切ではないかもしれない。私はただ、自分が楽しいと感じることを出来るだけたくさん共有したいだけなのだ!

カッパドキアはなんとも不思議な地だ。理解不能な不思議な形の岩や洞窟や丸みを帯びた大地やフレスコ画や。一体なぜこんな奇岩が出来上がって、そしてどんな風にこの岩の中に住んでいたのか。色んな想像を巡らせるだけでワクワクしてくる。それが屋外博物館として公開されている一部だけでなく、自転車で通る道すがら、行く先々、とにかく辺り一帯が不思議の塊の連続。いやはや不思議な場所が世界にはあるもんだ。夕日が美しいというローズバレーに登り、丸み帯びた波打つ奇岩がピンク色に染められるのをうっとり眺め、あたたかい色味に癒される。2011年もこんな風に自然の呼吸を感じられるようにありたい。

そうこうしているうちに日も暮れそうだからと山道をチャリで急ぐも、一向に道が開けない。しまいには藪が生い茂る行き止まりとなってしまい、やむなく引き返すことにするも、自転車はパンク。いやはや、人生一筋縄でいきません。でも、サバイバルハネムーン、そんなことで挫けてる暇はないのだ。ヒーヒーゼーゼー言いながら、なんとか町に戻って、今日の1日を2人で振り返って笑った。

夜、マッサージ&ストレッチ。決してもう若くないですから。