英語でなんて言う?

現在、アフリカ10ヶ国20数名の人たちに日本の障害者支援分野について学んでもらう業務を担当しているのだけど、今日は各国の障害者支援分野の状況に関する発表と日本の障害者福祉の概要に関する講義。

英語で障がい者は「Persons with disabilities」とか「Persons with special needs」、または「Handicapped persons」とかいうけれど、Personsから始めるとそれは障がいがあろうがなかろうがまず「人(Persons)である」という事実を重視していることを表すのだという。一方、「Handicapped」から始まると、それは「障害がある」ということの次に「人」がくるので、障害がまず核になっていると。さらに最近では、障害のことを「Challenges」というらしく、これは障害は否定的なものではなく、こえられるはずの「課題・挑戦」という意味合いを含むという解釈らしい。なるほど、深い。

日本語でも「障害」と書くか「障がい」と書くか、色々論議があるけれど、今回この仕事に携わっていると、実際に障害者分野に近い仕事をしている人ほど普通に「障害」と書いているような気がする。逆に私たちのように間接的に仕事をしている人ほど「障がい」を使うんじゃないかと。当事者から遠い人ほど、問題がより少ない言葉を使っていればいいだろうと考えていると言えるだろうか。

日々、私も勉強です。