思い出だけでごはんが食べられる

tomokito2010-04-24

約10年ぶりに青春時代の大半を過ごした余島へ。

神戸から友達の運転で高松へ行き、腹ごしらえに讃岐うどんを食べてから高速艇で小豆島へ。土庄港から余島行きのボートが出る銀波園へ辿り着き、目の前に余島を目にしたときのなんとも言えない切なくて甘酸っぱい気持ち。なんだろう、これ。友達は「初恋の人に会ったみたいにドキドキしてる」と言っていたけど、なんていうのかな、青春時代が形になって目の前に現れたのだ。

新しい艇庫、新しい木々、新しいヨット。変わらないキャビン、変わらない静寂、変わらない余島スピリット。一歩一歩歩くたびに、ここであんなことをした、あんなことがあった、誰が何を言ってた、なんて話をするもんだから、なかなか先に進まない。

既に到着していたOB達と合流してキャンプ場巡り。キャビンの場所とかあやふやなんだけど、でもそこに身を置くと、不思議とあの頃が蘇ってくる。カウンシルファイヤを行っていたグリーンチャペルにある木のイスに座ると、建助さんのハミングが聞こえてくるような気がした。

夜はBBQ&先輩達との飲み会。余島でビールを飲むほど私たちも年を取った。でも、年を取ることは全然悪いことじゃない。あの頃から変わらず時間を過ごす仲間がここにいて、さらにあの頃から今までの時間の分だけたくさんの思い出が積み重なってる。幸せなことだ。

余島にいると、思い出だけでご飯が食べられそうだよ。