ふるさとでないふるさと

tomokito2010-04-25

日曜日に早起きすることなんて1年に1回くらいしかないけど、今日がそんな日。6時半に起きて(早くない?)、朝から島散歩。この島にはキャンプ関係者以外誰も住んでいないので、人間のにおいがしない。車もない。音楽もない。世の中にはこんな場所が五万とあって、でも私たちはある一定の場所に集まって住んでいる。なんか当たり前のようで、不思議なことのような気がした。

午前中はまずヨガ。裸足になって、目をつぶり、空を見上げたら、太陽の光が体に染み込んでいくのが感じられる。自然をたくさん体に吸い込んでから、カヌーで島を1周。昔は子どもを連れて、こんな風にカヌーの上でみんなで歌ったり、喋ったりしたんだっけ。さらにOBOG会から贈呈されたヨットの進水式。私も10年ぶりくらいにヨットに乗ったんだけど、海の上で身がキュッと引き締まり、それから風が首元をすーっと駆け抜ける。その後は竹林の中でタケノコ狩り。あぁ、忙しい忙しい。

昼ご飯を食べた後、建助さんのお墓に参り、今ここにいることに感謝。分骨されたというその場所は、海とキャンプ場を一望できるところにあった。ここなら文句言わないよね。

夕方小豆島に戻り、そこから岡山まで走り、これから長野県まで帰る先輩を見送ってから一路神戸へ。帰りは長い旅路だったけど、幸せに満ち満ちた気分で帰宅。お金で買えない時間と思い出がたくさん詰まっているあんな場所は世界中探してもなかなか他にない。