フレキシブルな組合員

tomokito2009-08-07

昼前、外の会議に出ていたら、職場に残っているアシスタントから「今、職場が占拠されつつある」との連絡。会議を中座して職場に戻ったら、既に全ての出入口が施錠されてしまっていた。入れてもらえない。

省庁を占拠したのは元大統領のセラヤ派。今の暫定政権の業務を中断させ、現政権を混乱させるのが目的。前政権時代には政権批判をしていた教員組合がクーデターと同時に前政権派となり、今はセラヤ派として各地でデモや占拠を行っている。現政権に賛同できないという理由で1ヶ月以上学校を閉鎖しているところもあり、また省内で働く組合員が突然自分の職場を占拠したりすることもある。めちゃくちゃだ。

とりあえず私は駐車場に残された自分の車を取り出すために、出入口を占拠している組合員と交渉。感情的になっている相手の気分を逆なでないようにしながら、外国人は今回の政変と関係がないことを説明し、お願いし、頼み込み、なんとかその場を取り仕切っているボスに扉を開けてもらい、無事車を取り出すことが出来た。

占拠している人達も実は結構フレキシブルなんだなというのが率直な感想。執務室に行くことは禁じられたため、持って来たお弁当は取り出せなかったけどね。