同居中

友達と同居を始めることになった。私が旅に出ている間うちに住んでいた友達がそのまま居ついたのだけど、同居であって、同棲じゃないのが残念なところ。

今までも何度か友達と一緒に住んだことがある。最初はアメリカに留学したとき。住んでいたのは6畳くらいの寮の部屋で、アメリカ人のルームメイトだった。机もベッドも横に並んでて、電話の内容も全部聞こえるし、お互いの恋愛の波にも左右されるし、寝る時間も違うし、いらいらしてしょうもないことでけんかしたりもしたけど、今でも連絡を取り合う仲良しだ。カンボジア時代は日本人の同僚と家をシェア。アメリカ時代と違って、自分の部屋があり、リビングや台所、バストイレをシェアしたからか、けんかすることもなく、楽しく過ごした。イギリス時代は国籍の異なる6人で共同生活。電気代の支払いの順番とか、パーティー好きとパーティー嫌いとか、喫煙者と非喫煙者とか色々もめたこともあったけど、そのたびに仲良くなった気がする。

私はどちらかと言うと人との距離感を出来るだけ近くしたい人なので、逆に近づきすぎてけんかしたり、けんかして遠ざかって落ち込んだりすることもある。だけど、けんかをしないで適当な距離感を保つよりは、距離感が遠ざかることになるかもしれなくても、本音でぶつかれるような近さを求めたい。それは家族であっても、彼氏であっても、友達であっても、仕事仲間であっても同じだ。「距離感を保つ」って言葉があるけど、人との距離感ってコントロールしたりするもんじゃなくて、基本は近づくってことなんだと思ってる。この間、同居中の友達が酔っ払って「トモコのことが好きだから、一緒に住んでお互いのことをイヤになったり、嫌われたりしたらどうしようと心配になる」って言ってたけど、嫌いになるのが怖くてけんかをしない関係の方が私はイヤだ。

というわけで、結論。今後うちの家に遊びに来る人は私と同じベッドで寝てもらうことになります！