ガリフナ

tomokito2008-10-13

明日出来る仕事は明日するというラテンの格言に従って仕事を残したまま、ガリフナのコンサートへ。

ホンジュラスの海岸沿いにはガリフナ族という黒人系の人種が住んでいる。数にすると人口の約4%。アフリカ系の黒人が奴隷船に乗ってアメリカ大陸にやってきたところ、船が難破してカリブ海沿岸に流れ着き、土着のカリブ族と混ざり混血となった人種がガリフナ族なのだそうだ。当時はイギリス人やスペイン人など征服を試みていたヨーロッパ人もいたけれど、ガリフナはこの先祖の2つの文化をかたくなに守ってきたと言う。そして今も受け継がれる彼らの歌と踊り。今日はそれを見に行ってきた。

決して洗練された踊りではないし、お世辞にも歌や踊りが揃っているとも言えない。けれど、大地が生み出す地響きのような底力と、人生を歌と踊りで楽しむ前向きに生きる力が伝わってきた。歌や踊りが人生を支え、そんな人生が歌と踊りによってさらに豊かなものになっていく。そんな前向きな循環が生み出されているような気がした。

ホンジュラス滞在2年目。少しずつ色んなものを楽しむ余裕が出てきたよ。