ぬか床作り

「お漬物がすごく食べたい」と友達に言ったら、日本食材店に売っていたぬかを買ってきてくれた。でもこれ、ぬか床じゃなくて米ぬか。まずぬか床作りから始めることに。

正月早々、飼料のような臭いのする米ぬかに米のとき汁や昆布、唐辛子、塩などを入れて耳たぶ状になるまで混ぜ、数日間は捨て漬けのために毎日キャベツや白菜を入れては捨てての繰り返し。で、昨日初めてキャベツを食べてみたら、ちゃんとお漬物になってる!人生で初めて自分で浸けたお漬物。お漬物って本当に「浸ける物」なんだね。

爪の間にねちょねちょのぬかが入ってしまうことや、お世辞にもいい匂いとは言えないことなどを考えると、毎日このぬか床をこねくり回せる自信はないけど、これからいつでもお漬物が食べれると思うとなんか幸せ。「食べる」という行為に至るまでのそのプロセスに妙な愛おしさを感じるのは、歳を取ったせいでしょうか。