家族と過ごす最後の日

9月は31日まであると言いまつがいした友達が、苦し紛れに「東京には9月31日があるのだ」と言っていたが、神戸は今日が9月最後の日。私の日本最終日。今日は家族と過ごす日にとってある。

家族でよく行く中華料理「良友酒家」でランチをしてから、妹とカラオケへ。妹とカラオケに来るのなんていつぶりか分からないけど、2人で「千の風にのって」を歌いながら涙ぐんだり。涙もろいのは姉妹共々同じです。最後の買い物を済ませてから、みんなで手巻き寿司。海苔がしまらないくらいに具を詰め込んで、欲張りな巻きずしをたくさん食べた。

昔、家族を愛することは格好悪いと思っていた。絵に描いたような仲良し家族はイヤだったし、家族と距離を置くことが自立することだと思っていた。でも今は違う。家族を愛することは何も格好悪くなんかない。絵に描いた仲良し家族も好きだし、純粋に自分の家族が愛おしいと思う。不器用な父も、たまにハイテンションすぎる母も、頑固な姉も、小心者の妹も、時々わがままになるおばあちゃんも、みんな大好きだ。家族が自分を認めてくれるからこそ、こうやって好きな人生を歩めているということに心から感謝します。

夜、妹とクアハウスへ。日本の垢をさっぱり落として出発だね。