フィジー9

tomokito2007-09-02

フィジーの旅も終わりが近い。こうも非日常感の強い旅では、全てを忘れて非日常を堪能できる。日々の日常に触れることが全くないというこの異次元感がいい。メールがまめにチェックできない環境というのもたまには必要だ。

ほぼ1日1冊読んでいた本もあと残すところ2冊。今日は相棒が持ってきた山本文緒を借りて読みふける。おー、これもかなりドロドロしている。なのに、主人公の彼氏に対する執拗なまでの気持ちがどこか理解できる気がするのは何故だろう。

夕方Waya Lailai島を出て本島に戻る。旅の終わりが急に現実味を帯びて、船の上でちょっとセンチメンタルに。本島ではこの旅で初めてドミトリーじゃない部屋に泊まるというので、2人して大興奮。ダブルベッドでキャハキャハ騒ぎながら、スピーカーでくるりとかスピッツとか。シャワーはお湯だって出るし、トイレは水洗。電気も使いたい放題。文明ってすごいぜ。

晩ごはんは宿のレストラン。メニューから選ぶ。1週間ずっとビュッフェだったので、食べ物を選ぶという行為にすら新鮮味を覚えたりして。吟味に吟味を重ねて「Boneless Fillet Duck」を選んだのに、出てきたのは全体の4/5が骨のDuckカレー。あれ?あれあれ?まあ、おいしかったからいっか。離島で飲んでいたフィジービールはいまいちおいしくないと思っていたのだけど、それは冷えていなかったからだということも判明。キンキンに冷えたフィジービールはすごくうまかった。

ビールの酔いが気持ちよく、電気を付けたまま寝ちゃう。あーあ、もうすぐ終わっちゃうよ、旅。