フィジー４

今日はここから２時間程北にあるヤサワ諸島、Nanuya Balavu島へ。

本当は別の島に行こうと思っていたのだけど、昨日確認してみるとその島のドミトリーは一杯だという。ドミを予約するなんてしたことがないので焦る。で、出会ったイギリス人がお薦めだという宿をとりあえず予約し到着したのがここ。Manta Ray Resort。

早速宿の目の前に広がるエメラルドグリーンの海に潜ってびっくり。そこは楽園。龍宮城。珊瑚礁がどこまでも広がっていて、ありえない数の魚が珊瑚礁とともに戯れてる。魚と共に泳ぐというより、魚の間を泳がせてもらうといった感じだ。キレイ、キレイすぎる、すごいよ！やや興奮状態。そうこうしていると、ドドドンと太鼓の合図。これはマンタが出たという合図だ。興奮してボートに飛び乗る。

ボートで10分くらい走ったところでマンタを発見し、みな次々に海へ飛び込みマンタを追いかける。マンタを見るのは沖縄でダイビングライセンスを取ったとき以来２度目。あの時はほんの一瞬だったけれど、今日は20分くらいは一緒に泳いだだろうか。マンタは意外に泳ぐのがゆっくりで、フィンなしの私でもゆうについていけるくらいゆったりと優雅に泳ぐ。マンタを上から横から後ろから、色んな角度で眺めてその美しさに惚れる。

一旦ボートに上がったもののもう一度マンタを見ようと思って泳ぎ始めたときに、つけていたゴーグルがずるっとずれて、ゴーグルに海水が流れ込み、左目のコンタクトをなくしてしまう。沖縄でマンタを見たときはフィンを落としたし、マンタとの相性が悪いんでしょうか。あーあ。右目で見ると泳ぐ魚たち。左目で見るとただの真っ青な海。見えないってのは、そこにあるものがないってことなんだよね。へこむ。

夜は村の人たちによるフィジーダンス。私たちも一緒になって踊る。そして、10年に一度という月食を最初から最後まで観察。月や地球や太陽の前で私たちはこんなにも小さい。一緒に月を見ていたフランス人とオーストラリア人に「日本では月にウサギが住んでいるって言われてるんだよ」と言うと、大笑いしながら「日本人はドラッグをやっているはずだ」だって。ひどいよー。彼ら曰く、不思議のアリスの話がまさにそうなんだそうだ。おとぎ話だと思っていたけど、ドラッグの話だったのね。そのまま旅の話や各国の政治の話、環境の話、平和について、色んなことを語った。楽しかった。今日も星がきれい。