ラテン人

国内出張で筑波へ。今日から中南米の人を対象にした研修が始まるので、何かとバタバタしている。

それにしても、今日1日中南米の人たちと一緒にいてつくづく思った。ラテン人はとことんラテン人だ。まず何よりも、人と仲良くなるのが早い。この研修は10ヶ国から1名ずつ参加してるんだけど、もうずっと前から一緒にいるような打ち解け度合いにびっくり。人と人の精神的な距離が近くなるのが本当に早い人種だ。

それから何よりもよく喋る。各国の教育事情について発表してもらったんだけど、議論がつきない。日本で同じような研修があると、ファシリテーターがトピックを用意し、議論が円滑に進むように話題をふったり、人に意見を求めたりすることになるんだけど、ラテン人の場合は我先にと喋るので、意見を言う順番を取り決めたり、四方八方に拡がる議論を取りまとめるのが大変。こんなことを口にしたら恥ずかしいとか、こんな質問はみんなの前では聞けないなとか、そんな考えが頭をよぎることはないようだ。逆にそういうところがラテン人の素敵なところであり、日本人にない真っ直さであったりする。

ラテン人の時間に対するルーズさや仕事に対する適当さを吸収していくんじゃなくて、真っ直ぐなところとか、卓越したコミュニケーション能力とか、そういうところを吸収していきたいものです。