復興国の教育

今日から、災害などによる緊急支援を必要とする国や戦争復興国の教育をどうすべきかという研修を受けている。今回の研修はルワンダスーダンシエラレオネといったアフリカの紛争復興国から教育関係者をよんで行われる1週間の研修。楽しみだ。

戦争中にもっとも必要とされるのは教育ではなく、食べ物や寝るところや水であると言われることがある。この議論をどう思うか?もちろん、生きるか死ぬかの瀬戸際であれば教育よりも食べ物や水や薬が必要だろう。しかし、紛争中であっても、生きるか死ぬか一刻を争うわけでないのなら、人間が今生きるために何が必要かだけを考えるのではなく、今生きるために必要なこととこれから生きていくために必要なこと、この両方を考えることが大切だ。あえていうのなら、紛争が終わってから教育を施すのではなく、紛争中からこそ教育が必要だと思っている。