３番目のおばあちゃんの誕生日

私にはおばあちゃんが３人いる。一緒に住んでいるおばあちゃん、淡路島に住んでいるおばあちゃん、そしてグアテマラにいるおばあちゃん。そして今日は３番目のおばあちゃんの誕生日。そっと手を合わせる。

おばあちゃんは２ヶ月前に亡くなった。去年の11月に会ったときは、外には出なくなっていたもののまだまだ元気そうで、相変わらずの毒舌と優しさをにじませながら、いつものようにベッドの上でスパスパとタバコを吸っていた。「お医者さんがなんと言おうが私は吸いたいときに吸う。それで早く死ぬんなら、私は早く死ぬ。ただそれだけ」と言ってガハハと笑った。私のことを娘のように可愛がってくれて、「トモコは私の可愛いバービーちゃん」と言っていつもおでこにキスをした。私が仕事や恋愛や生活のことで行き詰まったり悩んだりしていると「トモコを悩ませるやつはクソ食らえ」と言った。いつも本音で、いつも一番に家族を大事にした。おばあちゃんにもうすぐ会えるのを楽しみにしていたのに。

亡くなって最初のお誕生日。お誕生日おめでとう。