スワジランド→南ア→スワジランド

モザンビーク滞在中に南アのクルンガー国立公園に行く予定だったのだけど、結局だらだらして行かずじまいだったので、今日Nokuの友達の兄&弟にクルンガー国立公園に連れて行ってもらった。Nokuは明日からモーリシャスに出張なので今日はその準備。Nokuの友達ならまだしも、友達の兄&弟が南アまで連れて行ってくれるなんて、この辺りもとってもアフリカだなぁと思う。友達の友達はみんな友達。ものすごい大きなホスピタリティーに、それだけで心があったまる。

スワジランドから2時間程走って国境を越え、さらに3,40分でナショナルパークに到着。今回の旅はガイドブックはおろか、この辺りの国の見所がどこなのか、世界遺産はあるのかなど全く調べてこなかったので、このクルンガー国立公園がこうも有名だなんて知らなかったよ。さらにこの公園、スワジランドの国土面積よりも大きいんだそうだ。すげー。私達はスワジランド側から入って最も近くのMaleleniという町の入口から公園に入る。

アフリカの国立公園って初めて来たけれど、意外にも整備されていてびっくり。道は全て舗装されていて、走れるところも決まっている。「いつどこにどんな動物が出てくるかは分からないのでひたすら目を凝らして探して下さい」だって。そしてこれが結構難しくて、ビールを飲んでのんびりしている男どもよりも私は一生懸命探しているのになかなか見つからない。かたや彼らはだらけているように見えて、シマウマを発見した!とかキリンがいる!とか見つけられるんだよ。やっぱりアフリカの人は目がいいのか?今日見ることが出来たのは、シマウマ、キリン、たくさんのインパラ、水牛、その他名前が分からないほ乳類や鳥類数種類。ゾウとかライオンとか見てみたかったけど、まあ見たいときに見たいところに出てきてくれるわけじゃないしね。堪能したので良しとしましょう。

それにしてもアフリカ人の口説きの上手さにはほとほと感心する。イミグレーションの人も警察も果物売りも、とにかく会う人みんなが「お前は結婚してるのか?」「2人の男のうちどっちが旦那だ?」「歳はいくつだ?」「30過ぎてこんなにお腹の出てないアフリカ人はいないよ!」「俺のセカンドワイフになってくれ」などなど、とにかく褒め上手。この国にいたら、口説かれているだけでキレイになれるかも。

最後の夜をNokuとNokuの友人でイギリスにもやって来たThandekaと一緒にまったりと過ごす。恋愛話で盛り上がったのはいいんだけど、最後には「トモコは結婚にいきつくのが怖くて恋愛を途中で放棄している!」と言われる始末。そうなのかな?そんなこと言われたらちょっと色々考えちゃうじゃない。

寝る前に荷物をパッキングしたら、来るときはパンパンで閉めるのに苦労した35Lのバックパックがすかすかになった。日帰りみたいな荷物になっちゃいました。預けなくてもいいくらい。今回の旅は友達に任せっきりの旅だったけど、だからこそまったりと、そして濃いい旅になった。友達とその友達と出会った人達みんなに感謝。楽しい日々はもうすぐ終わり。後ろ髪をひかれるくらいがほうどいいと自分に言い聞かせる。