スワジランド4

アフリカの人は時間を正確に守らないと言うけれど、スワジランドにはアフリカタイム以上にルーズな「スワジタイム」があると言う。今日はNokuの友達を11時にピックアップする予定だったけれど、市場に寄ったり大学に寄ったりしているうちに1時間以上遅れて到着。電話したら?と言ってみるも、「大丈夫大丈夫、みんな遅れることに慣れているから」だって。

友達をピックアップして大きなダム&国立公園へ。国立公園ではゾウを始め色んな動物が見られるという触れ込みだったけれど、見れたのは水牛とインパラくらい。今日国立公園に連れて行ってもらうことすら知らなかったので大して期待していなかったけどさ。でも、どこまでも連なる山々や果てしなく続く草原は、そこに立っているだけでもう満足だと言い切れるくらいに大きな景色だった。スケールがでかいってことはそれだけでものすごいこと。地球は大きいなぁと感じてなんだか嬉しくなるよ。

それにしてもNokuの友達はみんなびっくりする程にフレンドリーであったかい。日本人だと友達の友達とは少し距離を感じるものだけど、Nokuの友達だからかスワジランドの人だからか、はたまたアフリカの人だからなのか、とにかくみんなものすごくフレンドリーで人なつっこい。会ったその瞬間からまるで親しい友達のように近い空気で接してくれる。そしてものすごく大きな声でワハハと笑う。いるだけでハッピーになれる人がたくさんで、それだけでここに来てよかったと思える。みんながこんな風に笑える世の中だったら、レバノンで罪のない人達が殺されることはないはずなのにな。

夜は、よくよく聞かないと英語だと分からないくらい訛ったナイジェリアの映画やコメディを見ながらリビングルームでだらだらと。東京で仕事をしていることなんてこれっぽちも思い出さないくらいふやけています。このまま自由に旅を続けたいよ。るるるー。