神戸マラソン完走!

tomokito2016-11-20

朝5時45分起床。6時朝食。お餅4つとバナナ1本。7時半出発。8時15分会場着。エネルギーゼリーとバナナ1本補給。出発前にトイレ。朝3回目のトイレ。緊張している模様。

9時第1ウェーブスタート、9時15分第2ウェーブスタート。応募時に予想タイムを6時間半と書いた私は最後尾のJブロックスタート。9時24分くらいにスタートゲートをくぐる。有森裕子さんと野口みづきさんが手を振っている。ついに始まった。意外に冷静。

あまりの人の多さに腕を振ることもままならず、スタートして何キロか過ぎた辺りで隣の人の肘が時計にあたり、ストップウォッチが止まった。今何km?何分進んだ?焦る。人の時計を借りているので使い方も分からず、途方にくれながら進む。20分くらい走ったところで最初の応援隊である親友のお母さん発見。いらない荷物を渡してかたく握手。私が走り去るときに大声で「Do your best!」と叫んでくれた。

15分くらいで「ともさん、ファイトー!」と叫ぶ声。後輩女子2人が沿道でジャンプしながら応援。道が広くなって少し走りやすくなったけど、自分のペースで走れない。5kmくらいで最初の給水。本日の気温は約21度。思っていたより暑い。太ももに水をかけたり。走りながら水を飲もうとしたら顔に水がかかり、飲み終わったコップをゴミ箱に投げたら、走っていた人にあたり。

鷹取駅にさしかかった辺りで余島の先輩応援部隊。走りすぎてからお互いに気付き、振り向きながら大手を振る。先輩の叫ぶ声と私の叫ぶ声がランナーの足音にかき消されながら遠ざかる。10kmくらいの須磨駅先で母と母の友人が応援。「トモコがんばれー」と叫ぶ母がいつもよりももっと小さく見えた。塩屋駅手前で余島後輩母の応援。「ともさーん!」と友達のように叫んでくれるありがたさ。塩屋駅を過ぎた辺りで親友2人組と夫の応援。3人の顔を見て気持ちが落ち着く。

ここからしばらくラン集中タイム。混雑する雑踏の中、端から端から人を抜かして走るも思い通りに抜けずペースが定まらない。5kmのラップは30分くらいを刻んでるけど、ペースが一定じゃない。明石海峡まで辿りついた頃にだいぶ自分のペースで走れるようになってきた。全て言い訳か。

塩屋駅復路で再び親友応援隊に背中を押してもらい、この辺りは気持ちよく。これまでの練習とここ数日で貯めたグリコーゲンと友達や家族の応援と沿道の人達の応援で1歩1歩着実に進んでる。須磨駅手前の母親の応援を見逃しキョロキョロしていたら、往路でハイタッチし損ねた余島先輩家族が再応援。今度こそハイタッチ。30kmの苅藻までは調子よし。夫が待機してくれてると分かっていたから頑張れたのか。

30kmを超えたあたりから疲労感。トイレに寄ったり給水捕食で立ち止まると、筋肉が急速にかたまっていく感じ。立ち止まると走り出すのがしんどいのでひたすら淡々と走り続ける。かなり多くの人を抜かせたからいい調子で走っているかと思いきや、ラップはかなり落ちている模様。

中央市場前の応援部隊が見あたらず焦るも、35km地点で応援してくれている大学仲間の干し梅と元気な声に癒される。ハーバーランドはスゴイ人。既に時計が狂っていて、今自分が一体どれくらいで走っているのかよく分からず。ペースが落ちていることだけは分かる。35kmくらいからのバイパスと神戸大橋の登り坂がつらい。でも意地でも走るのをやめないと誓って走り続けた。ポーアイが遠い。

ポーアイに入ってからは人に抜かれるようになり、気持ちは急ぐも足が前に出ず。最後の公園でマラソン師匠の顔を見、元気もらって最後の2kmをなんとか走り抜き、ゴール前で夫と後輩2人と友達ママの声援を受けてフィニッシュ。4時間31分34秒。歩くことなく走り続けられた達成感。しんどかったけど楽しかった。

沿道の人達の応援がこんなに嬉しいとは。こんなに元気や勇気をもらえるものだとは。人のあたたかさがこんなに染みるとは。フルマラソンにまた出たいかと聞かれると、また出たいと即答するだろう。42.195kmは思ったよりもあっという間だった。これにて人生初のフルマラソン記終了。支えてくれて全てのみんな、本当にありがとう。私は完走しました。