牛の匂いがした

tomokito2016-07-18

「夜便がいいのは飛行機ですぐにぐっすり寝れること」と言ったら、「夜便じゃなくてもいつもすぐにぐっすり寝てる」と指摘された。やっぱり?飛行機で寝て、バンコクの空港ベンチで寝て、ブータン行きの飛行機でまた寝て。途中カルカッタに寄ったらしいけど、記憶になく。

到着したブータンの空港は牛の匂いがした。荷物の横を、ドラム缶に入った豚が3匹運ばれていった。空港と思えないのどかさに、ブータンに着いたと思った。

迎えに来ていたガイドさんへの自己紹介もままならないまま、とりあえず文句。だってこの旅行代理店、お金を振り込んだ頃から連絡が途絶えがちになり、お願いしたことの半分もしてくれず、メールのやり取りでいらいらしっぱなし。最後までどこのホテルに泊まるかも分からないまま出発したし、どこで誰が私達を待っているかも分からないまま到着したけど、まぁちゃんと迎えに来てくれたので良かった。

ティンプーは世界で一番小さい首都じゃないだろうか。人口12万人で、信号も1つもない。こののどかさにほっとする。早速お寺をお参りして、右回りでお寺の周りをぐるりと。右回りじゃないとダメなんだよ。片手にマニ車を持ち、お寺の周りをぐるぐる右回りをしながら唱えている人を見て、チベットを思い出す。

夜はホテルで母の友人宅にホームステーしていたブータン人が会いに来てくれる。彼はブータンで初の大卒のお坊さん。話しているだけで包み込まれるようなあったかい気持ちに。ブータンは裏切らないところな気がする。