手綱を引き締めて

今の仕事になってから関わってきた学生を送り出す。深く関わった期間は決して長くないけど、共有の深度は深い。

ある学生が言っていた。授業で「世界平和って本当に可能なんですか?」という質問に対して私が答えたことがそのときはピンとこなかったけど、この春フィリピンでボランティアをする中でその言葉の意味が分かったと。私の言葉が大きな説得力とともにストンと落ちたんだと話してくれた。

何気なく話したり答えたりしていることが、誰かの脳に深く焼き付いていたりする。そのときの精一杯で向き合っていかなければいけないと改めて感じさせてもらった1日だった。人と関わるってそういうことなのかもしれない。