映画「最愛の子」

tomokito2016-02-11

映画「最愛の子」。

実話に基づくというこの映画は最近見た映画の中ではなかなかのぶっちぎり度合いで心に突き刺さった。号泣とも違う。むせび泣きでもない。誰も悪くないとも言えるし、全員が被害者とも言える。ただただみんなが子どもを愛して止まない、それだけなのにそれだけで終われない。一人っ子政策や児童売買、農村と都市の格差、出稼ぎなど、中国が抱える様々な問題を要所要所にあぶり出しながら、愛という壮大で切ないテーマに迫る。

映画の後、友達オススメのオシャレで美味しいビストロで晩ごはんを食べたのだけど、夫と2人で延々と映画について語り続けた。あまりに色々考えさせられすぎて、脳がまだ他の話題にいけないのだ。結局電車の中でも、帰宅してからも、話し続けてる。